大工さんは毎日の仕事にいろいろな道具を使っています。これらの道具はないと仕事ができないと言えるほど大事です。今日の記事でいくつかのものについて調べていきたいと思います。
▷板図(いたず)
柱や土台・桁などを墨付けるために、大工さんが使う板に描かれた平面図のこと。
▷両刃のこぎり
のこ身の両方に歯があり、片方は縦挽き用、もう片方は横挽き用となっています。
▷各種類の定規
直線だけではなく、様々な種類の定規が使用されています。
▷鉋(かんな)
主として材木の表面をけずって加工する目的で使われる道具です。建築部材の表面仕上げを行うために使用する頻度が高いです。
▷鑿(のみ)
木材に穴を掘ったり穿ったり、彫刻したりするのに使用される工具です。様々な形状の刃先があります。
▷玄翁(げんのう)
釘を打つ、叩く、のみを叩く道具として大工道具の定番です。対称的に打面が2つある物を指します。
▷掛矢(カケヤ)
大形の木槌(きづち)。おもに建て方(木造住宅の骨組みを造る段階)に使用されます。杭(くい)などを 打ち込むときや,物を打ち壊したりするのにも使用されます。
以上でよく見かけるいくつの道具について書きました。素朴屋の大工は毎日これらの道具を使って刻み、木組みの作業に心がけています。
~ Soboku Rin in Hanoi ~