元旦の御挨拶

上野の不忍池のイチョウにはまだ葉が残っている。
今日もハラハラと落葉している。晦日に晩秋の感があり、八ヶ岳とは違う。

昨年は本格的に根津事務所が動き出した年で、６月以
降は、東京にいることが多かった。なので、朝、よく不忍池に行った。

何の足がかりもない東京で、池を見に行くことで、季節の変化を感じていた。

どんな会社でも一年あれば、何かをはじめる。
素朴屋にとって、東京という街で仕事を始めたことが、２０２４年の大きな変化であった。

順調と言えるかどうかはわからないが、少しづつきっかけを作りながら、仕事をさせてもらえるようになっていった。

ありがたかった。本当にありがたかった。

どんな会社でも一年あれば、いいこともわるいこともある。単純にいいことは喜び、前を向く糧にした。わるいことは嘆かず、変化するための勇気にした。これは今年も続けたい。

どんな会社でも一年あれば、人が変わる。

私自身も含めて人間は変わる。

社長も変わるし、従業員も変わる。

成長もするし、衰退もする。頑固にもなるし、柔軟にもなる。楽観的に未来を見ることもあれば、過去を引き摺り出して、悲観的にもなる。そんな人間という流動的な生き物とともに、今年も懸命に動きたい。

昨年は良い一年でした。楽しい一年でした。

今年もまたそうなるよう、社員一同真摯でありたいと思います。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

素朴屋株式会社
代表取締役 今井久志